想い箱

想い箱

好きを詰め込んだ宝箱

たくさんの愛をありがとう -劇場版おっさんずラブ〜LOVE or DEAD〜-

  先日おっさんずラブの映画を見に行ってきました!💛

  大きなスクリーンで彼らを見れることに嬉しさを感じると共に、家で騒ぎながら見ていたドラマを映画館で平常心で見れるのかという一抹の不安も感じつつ…笑。最終的には笑いとにやけが止まらないし、思わず声が出そうだったので、口元をタオルで抑えるという手段に落ち着きました笑

 ドラマから変わらない彼らの姿がそこにはあって、空気感から表情からセリフから何から何まで『おっさんずラブ』で、あ〜私が見たかったのはこれだという気持ちになりました。

  映画は一言で言うと「愛」ですね。それぞれの愛のカタチがステキに描かれていました。

  異性とか、同性とか、歳の差とかはそれ程重要じゃなくて、相手をどれだけ大事に思っているか、そしてそれは不器用でもいいから相手にちゃんと伝える事が大切なんだなと感じました。

  どこから書こう…。いろいろ盛りだくさん過ぎて上手くまとめられる気がしません…笑

ということで、登場人物ごとにします!

 

春田 創一

 春田〜!随所に散りばめられる顔芸面すぎるから勘弁して笑。男同士とか関係なく牧のこと本当に大好きで、ちゃんと結婚のことも真剣に考えてるのには感動しました。  拙くてもちゃんと春田の言葉で想いを伝えてくれるから、真っ直ぐ相手に届く。救われる。それが貴方のとても素敵なところです。

牧 凌太

 切な担当。浴衣姿の横顔が息を呑むような美しさでした。なんとも言えない儚さがあります。牧は春田を同性同士の世界へ引きずり込んでしまったというような負い目とかもあって、1人で抱え込みがちだから、春田となら大丈夫だよと言ってあげたくなります。春田なら複雑な気持ちをちゃんと受け取ってくれるよ。部長の春田への熱が再燃した時の嫉妬とか春田の事好きなの伝わってきて良かったです。春田の前で見せる笑顔がたまらなく可愛いね。

黒澤 武蔵

 最強ヒロイン。記憶をなくしてもなお春田の事を好きになるのは愛が本物の証ですね。はるぽんは惜しかった笑。アピールの仕方が面白くて仕方がないです笑。ジャスティスに嫉妬してパンチ入れるとこ本気過ぎて笑いました。頼りになる部長の面と恋する乙女の面。部長の存在がこの作品の大きな味になっていて好きです。

山田 正義

  映画で初登場のジャスティス。キラキラネームの今時若者ですがとっても良い子です。春田のことは本当のお兄さんと重ねていたのでしょうね。ジャスがいたから物語が進んだところもありました。ラストでは意外と野心家な面もあると分かり?笑。ジャスの笑顔は周りを明るくする力がある。サウナシーンの「ジャパニーズ裸の付き合い〜😄」が結構好きなセリフです笑

狸穴 迅

 狸穴さんも映画で初登場。謎にセクシーな雰囲気を醸し出し、狙ってるのか狙ってないのかこちらまで惑わされる笑。ですが、洞察力があってできる男です。部長とのバトル面白かったなあ。お父さんとの関係も上手くいくといいな。

武川 政宗

  武川さんは、部長のことが気になってるんですかね。なんか今回はギャグ要員になってた気が笑。部長のこと心配しすぎで思考が変なとこまで行ってて笑いました。「愛されるよりも愛したいマジで」って笑。これからどうなるかは分からないけど幸せになってほしいです。

栗林 歌麻呂&蝶子

 マロめちゃめちゃ良い男に成長してるよ!でもまだ蝶子さんの浴衣姿見たがったりする可愛らしい一面もあってそこがまた良い。歳の差って気になりますよね。いつ相手にもっと歳の近い人が現れてそっちにいくか分からないし。でもマロなら大丈夫だろうなと今までの彼の蝶子さんへの姿を見ていると思います。

荒井 ちず&鉄平兄&舞香

ちず〜。ハイスペック彼氏とは別れたみたいだけど、夢を持って前に進んでいる姿は素敵です。牧の相談相手にもなってて、春田と牧は貴方に支えられている面も大きんじゃないかな。結婚が幸せとは限らないけれど、良い相手と巡り会えると良いですね。

  鉄平兄と舞香さんは相変わらずで、ペアルック似合ってました笑。鉄平兄が出すお馴染みの珍メニューのシーンはアドリブだったのかな。素で楽しそうでした笑。

その他の皆様

  天空不動産の営業所仲間である宮島さん、相原さん、長濱さんも欠かせない存在です。

 あと、会長令嬢も物語のいいアクセントになってて、あの何のためらいもなく爆弾の線切っちゃうところ面白い笑。ゆいP女優の経験あるだけあって違和感なしでした。

 

 ドラマからの時の流れもちゃんと感じることができて、春田と牧の絆の深さも再確認できて笑いあり涙ありで素敵な話だった〜。最後のキスシーンが凄く自然で愛を感じられて良かったです。いろんなところに散りばめられた伏線回収も結構凄くて、徳尾さん尊敬してます。

  『おっさんずラブ』が多くの人に愛されるこのコンテンツになったのは、唯のシリアスな恋愛ものにしなかったところだと思います。同性同士だからという葛藤とかも勿論あるんですけど、部長の可愛らしいキャラクターとか全体的にコメディ要素もあるところが、気軽に見やすい一因なのではないでしょうか。

 あと、同性同士について、困惑はするけれど強く否定はせず、周りが受け入れてくれる優しい世界なのもポイントな気がします。春田が最初ありえないって言っても、普通にあり得るよとちずに一蹴されたり、「好きになっちゃいけない人なんていないんじゃないかしら」「人を好きになるのに歳も性別も関係ないじゃないっすか」といった言葉が、マイノリティを当たり前として受け入れていて、普通の恋愛と変わらないと伝えているのが良いですよね。

  否定を前面に出されると見ているこちらも辛くなり、次見ようという気持ちが進まなくなることもあるし、上手くバランスをとっている物語に感じました。

おっさんずラブは愛に溢れてて今の世界にあるべき姿なんだろうなと感じます。

 ドラマからの個人宣伝ポスターのフレーズの秀逸さには花丸をあげたいです笑。本編を見てからフレーズをみるとよりその言葉の重みが伝わってきます。

 あと、細かい演出の数々。屋上で告白するシーンの夜景のキラキラがハート型になってたりとか、牧が使っている100円ショップで買ったマグカップとかメモが生活感溢れてて良いし、言い出したらどんどんでてきそう。

 そしてそして素敵に演じてくださっ た俳優の皆様。難しい題材ながら時にユーモアに時に真剣に演じてくださった方々の想いは視聴者に真っ直ぐ届き、社会現象を巻き起こすまでになりました。誰も欠かせない存在です。

  最後に一つどうしても書かせていただきたいのが『おっさんずラブ 2016』についてです。私とおっさんずラブとの出会いとなった作品。年の瀬ドラマ3作品のトリを飾ったその作品は私に強い衝撃を与えてくれました。もともとBLは好きなのですが、地上波で有名な俳優さんが出ているそういうテーマの作品って本当になくて、とても楽しみだったのを覚えています。「巨根じゃだめですか」の文字に目を疑い、何回あらすじを読み返したことか笑。

 2016年に放送されたドラマは今回の連続ドラマや映画と世界線が違うので、設定や登場人物も異なってきます。春田や部長は出てきますが、牧やちず、天空不動産のみんなは出てきません。だから私は、牧より前にハセに会っているのです。あのスパダリに!春田のことを先輩と呼ぶ声が優しくて好き。かっこいい系なのがまた良い。心配そうに愛おしそうに春田を見つめるのが可愛い。

  同僚のあすかちゃんも良い味だしてたんですよ。そしてラストのキスシーンは何回リピートしたことか…。春田の「平気かも…ちょっともう一回💋」て!ハセを掴むその手!ブラックアウト!これからが気になりすぎるラストでした。いや可愛過ぎるやん。その後はファンの方が書いてくださった2次創作を漁ったりとかして過ごしてたなぁ。

 だから、連ドラが決まって、ハセがでないと知った時は結構ショックでした。あの続きを見るのは叶わないのか。春田と部長は続投なのに…とか色んな想いが巡り。

  でも牧のフレーズのポスター見て予告見て、気になってドラマも見ることを決めました。制作にはいろんな事情があるだろうし、みなさん真剣に演じてくれていることには変わりありません。大まかな設定が変わってくれてて良かった。そのままで人だけ変わってたらもっとショックだったと思います。話の流れは2016年から引き継いでいるところもありましたが、キャラ設定が違うのでうまく差別化されてました。

  結論どちらも大好きです。大きな声で言いたいのは「ハセの事忘れてないよ!おっさんすラブを好きになったのは貴方もいたからだよ!」という事ですかね笑。違う世界線で春田と幸せに過ごしてるって信じてます。

  2016年版が気になった方は動画配信サービスなどで見てみてください。連ドラ版より同性同士の否定表現が少し強いので注意です。

 この作品に監督、脚本、音楽、音響、照明、大道具、ロケハン、メイクさん、衣装さん、どれだけの方が関わってるか分からないのですが、この素敵なドラマを作り上げてくださった皆様に感謝です。皆さんで作り上げてくださったこの作品の愛がこちらにもしっかりと届いています。

  今日もおっさんずラブのみんなはそれぞれの休日を過ごしているのかなと考えると楽しくなりますね。

 最後はこの曲で締めます。たくさんの愛をありがとう。

 

 

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