伝説を背負いし者 -仮面ライダージオウ-
9/29（日）仮面ライダージオウ ファイナルステージinオリックス劇場を観に行ってきました👏
本当はもっと早く書きたかったのですが、中々まとまらなくてだらだら書いてたら今になりました🙇♀️
まだジオウは冬映画とVシネと続きますが、私の中で一旦一区切りということでこのタイミングで書かせていただきます。
また各地でファイナルステージは続くので内容に関してはネタバレはしません👍いつもより拙い文章ですが読んでくださると嬉しいです。
孤独な魔王と真っ直ぐな救世主の物語
私はジオウとゲイツの関係性がとても好きです。今回はこの2人に軸を置いて書きます。
ゲイツは最初、ソウゴに敵対心剥き出しで倒す事ばかり考えていました。でもソウゴと生活を共にし戦う中で、徐々に彼を認める気持ちが生まれてきます。ソウゴは少し馬鹿だけどとても優しくて、周りを気遣うことができるし、時々確信をついた事を言うので、そんな奴が最低最悪の魔王になる訳ないという気持ちが芽生えていったんだろうなと思います。
そしてソウゴは両親を亡くし、友達はいるけどそんなに深い関わりはなく、仲間と呼べる存在はいませんでした。そこから救い上げてくれたのがゲイツだったんじゃないかと思います。ゲイツやツクヨミ、ウォズといるソウゴは凄く楽しそうでした。
この物語のキーワードは『信じる』かなと個人的に思っています。
物語中盤、「お前は最高最善の魔王になると俺に言った。だからそれが嘘で最低最悪の魔王になったら責任を持って俺はお前を倒す。」という想いでジクウドライバーをソウゴに渡したゲイツ。そしてその言葉を信じて、再びジオウの力を使うことを決意したソウゴ。この互いを信じるという気持ちがそれぞれの強さに変わっていきました。何度も何度も対峙して戦ってその中で知る互いの気持ちもあったのかなと思います。
私はゲイツくんの真っ直ぐな想いの込もったセリフが大好きなんです。終盤の名台詞「お前と一緒に新しい未来を創っていきたいんだよ！」はプロポーズか！笑とツッコミを入れたくなってしまうようなセリフですが、ソウゴとの日々がゲイツにとってかけがえのないものになっていて、今のソウゴとなら最低最悪の未来じゃない新しい未来が描けるという全幅の信頼が表れていて良いなと思いながら聞いていました。
あと最終戦でゲイツがソウゴを庇って死ぬシーンの最後の言葉「お前ならなれる最高最善の魔王に。幸せだった。ソウゴ、お前の仲間に共になれて。」はもう今までのいろんなシーンがフラッシュバックしてくるような感じがして感動しました。最初はあんなに倒そうとしてたのにもう最高やん。（語彙力なくてすみません…）
ソウゴとゲイツは互いに共鳴しあっているというか、出会わなければいけなかったというような存在だと思います。2人が出会ったからこそ最低最悪じゃない、最高最善の未来が見えました。王様という夢を持ち、誰にも相手にされず仲間がいなかった孤独な魔王を、真っ直ぐ過ぎて空回りすることもあるけど優しい救世主が救った。最高最強のコンビでした。
レジェンドライダー達の愛
今作品には、平成を彩ったライダー達が多数出演しています。放送から何年経っても色褪せない作品ばかりで、公式でレジェンドの情報が出る度にSNSが盛り上がっていました。私も知っている作品の出演者が出るときはテンションが上がったのを覚えています。
「原点が仮面ライダー」という役者さんもいたりして、みなさん凄く愛をもってジオウという作品に参加してくださりました。当時の世界観を壊すことなく小ネタもふんだんに入れながらジオウ達との関わりが描かれていて面白かったです。その当時見ていなかった作品も結構あったので、見ていたらもっと面白かっただろうなと思いました。ジオウで本編の続きのようなことをしていた話もあったみたいですね。
仮面ライダーがこれだけ愛される作品になったのは、ファンはもちろん出演者の皆さんが全身全霊で愛してくれたからこそだなと感じます。様々なレジェンド達にオファーをかけてくださったスタッフさん、レジェンドを生かした脚本を書いてくださった脚本家さんにも感謝です。
素敵なキャストの皆さん
1年間応援してると全キャスト好きになっちゃうのは当たり前だよなぁ。ということで主要キャストを少し紹介させてください。
奥野壮/仮面ライダージオウ 常磐ソウゴ役
我が魔王。ソウゴは1年間で凄く成長を感じられました。王様になるという現実味のない夢をもったちょっとおバカな青年だと思いきや、回を重ねるごとに行動や言葉に魔王の風格が出てきたのが印象的でした。仲間思いのところとか、何度も立ち向かうところとか凄くかっこいい。最高最善の魔王になるという信念を持った貴方が好きです。ラストのバトルはため息できるほどカッコ良かった。
奥野くんは、たまに出る関西弁が可愛い笑。自分が将来最低最悪の魔王になるという未来への葛藤を丁寧に演じられていたと思います。後半の方は最初の頃に比べてセリフも力強くて頼もしかったです。平成最後のライダーで、過去の平成ライダーの力を継承するというプレッシャーは凄かったと思います。でも多くのレジェンドライダーとの共演で確実に力はついたと思うので自信を持っていろんな役に挑戦してほしいです。とても素敵な主人公でした。次はどんな役で見られるかな。今後の活躍も楽しみです！
押田岳/仮面ライダーゲイツ 明光院ゲイツ役
ゲイツくん。ジオウの全キャラクターの中で私が一番好きなキャラクターです。彼は一言で言うとツンデレなのですが、それだけでは収まらない魅力で溢れています。真っ直ぐ過ぎてよく考えないで行動して空回ることもあるけれど、仲間思いで平和な未来を取り戻したいという気持ちが人一倍強い。ソウゴと接する中で、彼を認めていく過程も良かったです。強化フォームの疾風と豪烈もめっちゃかっこよくて、変身ポーズもキレがあって凄く好きです。アクションしながらの変身シーンがカッコ良過ぎて何回も見ました。
押田岳くん、ゲイツを演じられるときは少し声を低くしているのかな。ソウゴへ自分の想いを真っ直ぐに伝えるとことは押田くん自身の真摯な気持ちが表れているように感じました。平ジェネforeverのメイキングでレジェンドライダーである佐藤健さんの演技を目に焼き付けるように真剣に見ていた姿、ショーが終わった後の深い礼。とっても素敵な方です。変な方向にいっちゃう面白いとこも好きです。押田くんに会えて良かった。Vシネでは主役ですね😳絶対観に行きます！これからもどんどん活躍していってほしいです。追い続けます。ダンスも見たいな〜。
PROFILE | 押田 岳 OSHIDA GAKU | Ever Green Entertainment group
大幡しえり/仮面ライダーツクヨミ ツクヨミ役
可憐なツクヨミ。貴方がずっとソウゴのことを信じてくれたからジオウは最高最善の魔王への道を着実に進んでいったのだと思います。信じてくれる人がいるって何より心強いです。一歩引いて全体を見ることができるヒロインでした。ソウゴとゲイツの間をうまく取り持ってくれましたね。癒しの存在。後半はいろんな事実が判明して怒涛の展開でした。変身のシーン好きだなぁ。
しえりちゃんとても可愛いです。天然なところも良い。髪型で結構印象が変わってインスタ見るの楽しみでした。とっても素敵なヒロインだったと思います。これからも応援してます👍
渡邊圭祐/仮面ライダーウォズ ウォズ・白ウォズ役
私は、ウォズの「祝え！」が大好きです。裏切りとか白ウォズとかいろいろありましたが、やっぱりウォズには「我が魔王」が似合っています。語りも凄く好きでした。最後まで謎が多い存在でしたが、それと同時にいなくてはならない存在でした。
けすけさんはシンデレラボーイ。古着屋さんから、一気に2役を演じる俳優へ。私たちが計り知れないほど努力をされたんだと思います。演技が初めてだとは思えないほど、クールとユニークを使い分けとても親しみが持てるキャラクターを演じてくださりました。
ファイナルステージで拝見して、けすけさんは普段からとってもユニークで親しみ易いな方だと感じました。ノリがめちゃめちゃ良い。
まだウォズが抜け切ってないとのことでしたが、次はどんな役で新しいけすけさんが見れるのか楽しみで仕方ありません！応援しています。
板垣李光人/ウール役
ウールを初めて見たとき美しすぎてびっくりしました笑。子どもだけど世界を達観している部分もあって、皮肉っぽい笑い方が好きでした。オーラとスウォルツからの裏切りもあったりして不憫な場面も多かったなぁ😢純粋で仲間を信じたいという気持ちを持った素敵な子だったように思います。ソウゴと笑顔で走るシーン良かったです。
李光人くんはジオウ撮影中に、別ドラマで30代の役を演じられていて凄いなと思っていました。落ち着いていて違和感がなかったです。トークショーの時も一番落ち着いていたんじゃないかな笑。思い出写真のチョイス面白かったです。絵もお上手で、いろんな場面で活躍してほしいと思います。先日『約束のネバーランド』に出演されることが発表されましたね。楽しみにしています！
STARDUST - スターダストプロモーション制作1部 - 板垣李光人のプロフィール
紺野彩夏/オーラ役
オーラはツンツンしてたなぁ笑。可愛いらしいクールビューティーという感じ。仲間を助けるのかと思いきや裏切ったり、目的の為に手段を選ばない悪女。何を考えているのかわからない掴みどころのないキャラだったなと思います。アナザーライダーを生み出す時のセリフ良いですよね。あと門矢士との絡み何気に好きでした。
紺野彩夏さんも可愛いよなぁ。無邪気な笑顔が素敵です。YouTubeも始められていて素の部分も見られるのでオススメです。これからもいろんな場面で活躍してね。
兼崎健太郎/スウォルツ役
スウォルツ氏。良い顔しますよね。あの嫌味ったらしい顔はピカイチでした。THE悪って感じ笑。彼には表に見えないけれど妹の方が自分より力が強いと知った時の複雑な気持ちとかが隠されているような気もします。ウールと一緒にソフトクリーム食べてる所は微笑ましかったです笑。
兼崎さんは普段はみんなのお兄さんみたいな感じで素敵です！トークを回したりとかムードメーカーなところもあるんじゃないかなと思いました。キリッとしてるイメージあったので意外でした。共演者の方にも慕われているだろうなぁ。優しい役も見てみたいです。
生瀬勝久/常磐順一郎役
おじさん！おじさんの優しさにみんな救われてました。作ってくれる料理がいつも美味しそうで私も食べたくなるほど。時計屋だけど、頼まれたらなんでも直しちゃうところとか超人です笑。おじさんの寛大な心と、ソウゴ達をよく見てくれていてアドバイスをくれるところが好きでした。
レギュラーメンバーには演技経験の浅い若いキャストが多い中で、生瀬さんの安定感が物語全体を締めてくれていたと思います。リュウタロスの憑依の演技は流石で面白かったです。あと『TRICK』の刑事役がめちゃめちゃ好きです！
佐久間悠/アナザージオウ 加古川飛流役
飛流よ。貴方は、ソウゴへの憎しみを原動力に変えて力を手に入れたけど、過去に囚われて手に入れた力と未来への希望を持って手に入れた力とでは、やはり後者の方が強いのだなと感じました。1度ではなく2度もソウゴの前に現れた執着心もそうですが、悔しくて次は絶対俺が倒すという強い気持ちでもう1度挑む事は凄い事だと思います。本当復讐ばっかり考えてて前に進めてないから救ってやりたくなります笑。ジオウが新たに作り出した世界で仲良くやってくれてたら一番嬉しいんですけどね！笑
KBOYSから応援している佐久間悠くん。予告で姿を見た時はテンション上がりました。そして結構重要な役で、一度退場した後も再度出てくれて嬉しかったです。『僕はまだ君を愛さないことができる』では、女心をくすぐる年下男子をこれまた素敵に演じられていてもう私は感激です！笑。これからも応援しています。
平成の終わり
クウガから始まった平成仮面ライダーの歴史。ジオウはその全ての力、伝説を継承する役割でした。本編は毎回見どころしかなくて、レジェンド達との関わりも、ソウゴたちの繋がりも目が離せませんでした。平成最後の仮面ライダーとして相応しかったと思います。平成仮面ライダーを愛してくれた全ての方に向けて想いが伝わる作品でした。
「時計の針は未来にしか進まない。ぐるっと一周して元に戻ったように見えても未来に進んでるんだ。」と言ったソウゴが創造した世界では、みんなが キラキラの笑顔で笑ってて良いラストシーンでした。
ファイナルステージは3階だったのですが、双眼鏡買ってバッチリ観ました👀本人が出ると興奮しますねほんとに。内容も戦っている姿も最高でした。そしてトークショーでは皆様が仲良く話されているのを見て大感激でした。あと歌を聞けたのも嬉しかったです。
この素晴らしい作品に出会わせてくれたことに感謝です。あと長年メインでスーツアクターを務められた高岩さん、お疲れ様でした。電王のクライマックスフォームやジオウのトリニティフォームなど、複数の人格が一つの身体に宿った演技は抜群でした。平成仮面ライダーでメインは一区切りをつけ、ゼロワンでは敵のライダーを演じるのはまたカッコいいです。
アナザーライダー、レジェンドフォーム、ジオウⅡ、トリニティ、疾風、豪烈、グランドジオウ、オーマジオウなど、今回は多くのフォームがありました。カッコよさと驚きを常に与えてくれたデザイナーさんにも感謝です。
こうやって一つの作品を好きになると、出演者の方だけでなく、見えないところで支えてくれた多くの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいになります。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。毎週日曜日が来るのが楽しみでした。今もゼロワン楽しませてもらってます。
新しい世界で、皆が笑顔で生活している未来を願って、最後はこの言葉で締めます。
なんか行ける気がする‼︎
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